2025 WS 「患者層を把握してAPNの使命を明確にする」
APNの事業計画のベースとなるAPNのビジョンステートメントの作成を最終目標
サービス内容
このWSはオンライン講義2時間を3回 (8:00-10:00 7月26日、8月23日、9月27日*Zoomの日程は4回になっていますが、7/12のものは締切用のもので実際には行われません)。参加者はシラバスに沿って指定文献の精読、3つの課題をこなし、その発表を口頭とオンラインで行います。オンライングループワークのプラットフォームを利用して講師を含む参加者同士が課題について意見交換をすることでシラバスの理解を深め課題のブラッシュアップに努めます。そのプラットフォームの利用期間が7月12日から10月12日。コースシラバスはプラットフォームに掲示されています。 APNの事業計画のベースとなるAPNのビジョンステートメントの作成を最終目標。これは事業計画(役割開発、発展そして実践)に限らず、QIプロジェクトや研究の核にもなる重要なものです。 職場でAPNとして何をしたら良いか困っている。 APNとしてのアウトカムが出せない。 APNの効果や貢献度が出せない。 管理者や上司に上手く自身の価値を説明できない。 自分の活動をより良いものにしたいと思っている。 そんな貴方にお勧めです。 クラスサイズ: 最小4人最大6人(4人に満たない場合は開催中止。参加費用は6か月以内に開催されない場合、手数料を差し引いた額を返金となります) <ワークショップ参加要件> 全日参加出来る方かつ修士号以上の教育修了者もしくは学生 講義目的 なぜAPNがAPNと呼ばれるのか理解できる。 Social Determinants of Health (健康に関わる社会的要因)について理解できる PEPPA フレームワーク*を利用できる。 ミクロとマクロの患者理解を学ぶことによりミクロとマクロのケアの違いを明確にし、APNの使命や目的を明確化する。 患者層を理解するための医療統計に親しむ。 患者層のニーズの把握と組織への利権を明らかにし、それを地域や職場に適したAPN活動計画や役割開発計画を作る。 対象患者層の健康度向上のために、また所属する組織に貢献できる活動をするために、APNとしての知識や技術をどう生かしていくか言語化できる。 APNのビジョンステートメントの作成を最終目標とする。 *PEPPAフレームワークとは Participatory, Evidence - informed Patient - focused Process for promoting the effective introduction and evaluation of Advanced practice nursing roles フレームワークの略称である。 PEPPAフレームワークはAPN研究者、医療者、医療管理者、政策者らがAPNの役割開発、施行、評価を行う為にカナダで開発され、現在は多くの国でAPN役割開発に使用されているツール(道具)の一つである。 参加に際しての注意事項 事前に与えられた課題※1を消化することで、WS中の理解を高める。 WS中は積極的な参加(グループ内での意見交換)で講師のみではなく参加者同士間からも学び※2を深める。 明確に自分の考えを言語化することを習慣づける。 グループ内での交流を深め、職場、職種、専門域、地域を超えたネットワークを強化する。 ※1 課題文献の精読、参加者自身の関連分野の文献検索と精読、与えられた課題 (シラバスで詳細を提示)を期日までに終了させる。10時間前後(個人差)の自己学習時間が期間中に必要。指定文献は英文も含まれる。英語での理解力に自信がない方は翻訳機能などを利用する。 ※2 総合的な学びは課題の消化、言語化、ディスカッションから発生する。 WS修了者は当会のビジョンクラブへ参加可能となります。当会サイト内でプライバシーが守られたクラブ会員限定の環境で、過去の修了生や講師と無料で相談や世界レベルのニュースや教育題材のシェアなどを行うことができます。 講師:野々内美加(ののうちみか) カナダAB州 Family Nurse Practitioner 島根県出身。1990年国立岡山看護学校(当時)卒。国立岡山病院(当時)8年間勤務後渡加。1999年近畿大学法学部法律学科卒。Registered Nurse として急性期内科、ホスピス緩和ケア、在宅看護を経験。UBC MN-NP 修了し2014年FNPとなる。現在は精神科系疾患、薬物依存患者、ホームレスを含む貧困層を対象にプライマリーケアを地域で提供。 2024年度WS参加者の声 ’現場で考えている、現場の課題が、本当に早急に解決すべき課題なのか、下調べをすることで、評価方法や実施するプロセスを明確化することが出来たと思う。実際にプロジェクトを任され、リーダーとして活動しているが、その目的はなんなのか?これは何のために行っているのか?ということを言語化し、ロジックモデルをチームメンバーと作成するところまでできるようになった。講師が言っていたとおり、「他の施設もやっている良いとりくみだからこうしよう」「こうしたらもっと良いんのでは?」と安易に方策から開始してしまうことがおおかった。その為、その方策によるアウトカムが明確にださずに、新しいことは開始したが、それがどのように患者・家族・組織の良い影響を与えたのか評価できなかった ということがよくわかった。’ ’このWSに参加した事で、今の私自身のヌルさ、無能さに直面する事となり、正直辛かったですが改めて自身の立場を見直し、奮い立たせるきっかけになったと感じています。 修士時代のアウトプットを求められてた日々を思い出す事が出来ました。臨床の看護師という立場に近い方々と意見交換が出来たことという点でも大変貴重なWSでした。 ’
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